弊社は2018年1月17日に、中国の恵州に新しく建設した新工場の落成式を執り行いました。落成式には行政から来賓として、恵陽区人民政府副区長陳党生氏、恵陽区商務局局長張燕琼氏、沙田鎮人民政府鎮長馮軼鋭氏、在広州ドイツ連邦共和国大使館総領事代理ディルク・レシェルト氏、ならびに在中ドイツ商工会議所総経理イェンス・ヒルデブラント氏にご列席いただきました。また、スチール社からは創業者一族のニコラス・スチール博士及びセリーナ・スチール氏、スチール取締役会からはベートラム・カンツィオーラ博士、マイケル・プロチャスカ博士、ならびにヴォルフガング・ツァーン氏にご列席いただきました。また、お客様よりハスクバーナー社調達副社長ゴラン・ルデン氏、株式会社やまびこ代表取締役社長永尾慶昭氏、パイニア社創立者及び社長楊慧明氏をはじめとする多数の来賓の他、仕入先、ビジネス・パートナー、ならびにプロジェクトチームを合わせ総勢150名以上のゲストにご列席いただきました。

 

落成式はザマグループ社長ヤン・グリゴー・シューベルトが、「新工場は気化器業界の中で最も現代的かつ環境に配慮した工場」と開会の辞を述べ幕が開けました。続いてテープカット式典及び中国伝統である龍舞が披露されました。新工場は敷地面積20,000平方メートル、床面積31,484平方メートルを誇り、1,900人の雇用を創出します。雇用者の多くは深センにある旧工場の従業員です。また新工場には最先端の排水処理システムを導入し、「産業排水ゼロ工場」の構想を実現しました。新工場は2018年に気化器900万台及びオイルポンプ400万台の生産を見込んでいます。また、式典でニコラス・スチール博士より「恵州に建設したザマ新工場は我々の国際的生産ネットワークに不可欠であり、その開業はザマとスチールグループの歴史における画期的な出来事である。」との祝辞を頂きました。

 

当日開かれたディナーパーティには、深セン、恵州及び香港に位置するザマ各工場から2,100名を超える従業員も参加し、豪華な中国料理に舌鼓を打ちながら従業員及び地元アーティストが演ずる多彩なパフォーマンスでパーティーを盛り上げました。

 

ドラゴンボートは香港で非常に人気があるスポーツで、特に毎年の6月になると、沢山のイベントが開催されます。ZAMAは、6月22日に香港スタンレーで開催されるドラゴンボートレースの招待状を幸運にも受け取りました。

そしてついに試合の日がやってきました。

銀色のビーチに青い海、たくさんのドラゴンボートやヨットが海の上に並び、潮風の中で深呼吸をすると、このすばらしい海の景色に酔いしれてしまうようです。

試合開始の予定時刻は朝8時。このレースに参加するために100チーム以上が世界中からここに集結しました。

ZAMAの男子チームが女子チームに先んじて登場、女子チームの女の子たちは応援団に。

女の子たちはドラゴンボートの前に来て、両手で海水をすくいドラゴンボートの口に注ぎながら、『ドラゴンボート、ドラゴンボート、お水をいっぱい飲んだら、速く走ってね』と囁きました。

男子チームもお互いに励まし合い、ボートでスタンバイ。そしてスタート合図の音がするやいなや、ZAMA男子チームは風のような速さで目的地へ向けて進み出しました。彼らは完璧なリズムで櫓を漕ぎ、応援団の歓声が飛交う間に、まるで生きているドラゴンのようにより早く飛び出し、いち早く目的地に到着したのです。

試合は1日中続き、男子と女子がそれぞれ3レースに参戦、午後4時に終了しました。

最終的に、男子がゴールドプレートの第1位、女子がゴールドカップの第5位に入賞することができました。

そしてこれが、ZAMAドラゴンボートチームの初優勝となったのです。

チームみんなが喜びの笑顔になり、これもまたドラゴンボートとチームワークの魅力だと感じました。

そして当日、私たちを最も感動させたのは、ご家族を連れて応援に来て下さったシュバート社長、クーニッヒ副社長と試合後に皆で撮影した記念写真です。

『ほかのチームのメンバー達の方が強そうに見えましたが、私たちは彼らに勝てました。これは皆さんのハードトレーニングとチームワークの賜物です。』と社長がおっしゃいました。

これを書いている今日は8月25日。ドラゴンボートの試合から2ヶ月も経ったにもかかわらず、あの日のことを思い出すたびにまだわくわくします。スタンレーレースの終了に伴い、ZAMAドラゴンボートチームの活動も一段落しました。

既に今から2015年のドラゴンボートが楽しみです。

ドラゴンボートの文化は徐々にZAMA 文化の一部となり、その精神と楽しさはZAMAのみんなに良い影響を与えているようです。社長がドラゴンボートチームを作った当初のアイディアもここにあるではないでしょうか。